「黄帝内経」の瘟と疫
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「黄帝内経」の瘟と疫

2021年02月16日(火)9:13 PM
 瘟疫(読み方:おんえき)は中国語でウェンイと発音します。流行性急性伝染病,疫病という意味です。現代の中国人でも瘟と疫を区別しない人が大勢います。
 
 「玄隐遗秘」(三申道人により編纂した道家秘伝版の「黄帝内经」)によると瘟と疫は病原菌の由来が違います。瘟は水の中にいる甲羅、貝、鱗等が付いている生物から由来しますが、疫は皮、毛、角等が付いている陸上の生物から由来します。即ち、1988年上海で流行していたA型肝炎の病原菌は笊貝(ざるがい)から由来し、A型肝炎は疫ではなく瘟と言います。鳥インフルエンザは疫です。ペストはねずみから由来し、瘟ではなく疫です。口蹄疫も陸上の牛や豚など偶数蹄状型の動物から由来し、瘟ではなく疫です。
 
 水性動物から由来した病原菌所謂瘟は寒性の特徴がありますが、陸上の動物から由来した病原菌所謂疫はほぼ熱性の特徴があります。
 
 鳥インフルエンザが流行っている時、古代中国人は現代人のように鶏を全部屠殺するようなことをしなかったです。古代人たちの対策はまず生石灰を撒いて、緑豆(春雨の原料、身体余分なエネルギー暑邪を取り除く効果がある)を細かく磨いて鶏たちを食べさせる。それから鶏さんたちに鍼治療も行います。手羽の下、所謂人間の脇の下にある極泉のツボのところを刺して血を流す。暫くしたら鶏たちは元気になるようです。
 
 現代医学は中国に入る前に、古代中国人たちは既に瘟と疫に対する治療法が知っていて、人間だけではなく、動物にも行いました。例えば非薬物の治療法のカッサと鍼の有効性は既には検証されました。
 
 瘟と疫の性質が違います。寒性の治療薬を使うか熱性の治療薬を使うのか、まず病原菌の由来を判別しないといけません。「傷寒雑病論」と「温病論」の治療対象が全く違うと同じです。
 
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