ビター・オレンジの話
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ビター・オレンジの話

2017年07月15日(土)1:11 AM

 

 

 ビター・オレンジ(学名:Citrus aurantium)日本語名は橙(ダイダイ)と言います。「代々(栄える)」に通じるので、縁起の良い果物とされているため、お正月の飾りとして使います。中国語でビター・オレンジは「苦橙(発音:クチェン)」と言います。ずっと不思議だと思いますが、酸っぱいオレンジを食べたことがありますが、苦いオレンジを食べたことがない、そもそも苦い味のオレンジは存在しますか?ではこの「苦」の訳はどこから来ましたか?辞書を調べたら何となく推測ができました。英語のビターbitterが中国語に「苦い」と訳すのは一般的です。多分、一番最初ビター・オレンジに命名する人は深く考えずにそのまま「苦橙」という言葉にしました。しかし、bitterの同義語はacid, sourもあります。酸っぱいという意味です。なので、中国語で苦橙ではなく、酸橙と訳すのが合理的だと思います。実際ビター・オレンジの味はスイート・オレンジより酸味が強いと言われ、生食に向かない様です。

 ビター・オレンジの原産地はインド、ヒマラヤ、中国です。今日本の和歌山県、伊豆半島はビター・オレンジをたくさん栽培しています。柑橘系の親族関係はとても複雑ですが、ビター・オレンジは柚Citrus maximaと橘(Citrus reticulata)の子供です。一体誰がお父さん、誰がお母さんなのは知りません。

 ビター・オレンジのモノテルペン炭化水素類のd-リモネンはスイート・オレンジ油と同じ、90-98%含有しますので、肝臓の強壮作用、腎臓刺激作用、蠕動運動促進作用、血圧降下作用を期待できます。違うのはビター・オレンジ油にはフロクマリン類があるので、施術する時光毒性に要注意です。

 乾燥されたビター・オレンジは漢方薬の「枳殼(日本語の読み方:キコクorカラタチ)、(中国語の発音:ジチョウ)」です。胃の中、気の流れを良くし、満腹感を解消します。簡単に言えば健胃効果ですね。

 

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 アロマの話に戻ります。ビター・オレンジは花からネロリ油を抽出し、枝や葉からプチグレン油を抽出し、果皮からビター・オレンジ油を抽出ができます。我々にとって、ビター・オレンジはとても貢献度が高い植物ですね。



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