アロマの話タラゴン(学名:Artemisia dracunculus)
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アロマの話タラゴン(学名:Artemisia dracunculus)
2016年10月24日(月)8:50 PM
タラゴン(学名:Artemisia dracunculus)
(左図:タラゴン 右図:艾 読み方:ヨモギ)
キク科のタラゴンは「小さな竜」の意味をするエストラゴンという別名を持っています。エストラゴンはタラゴンのフランス名という説もあります。元々ロシア、シベリア、モンゴルが原産で、ムーア人はスペインを征服した時タラゴンをその地に持込、16世紀までにはイギリスでもよく知られる植物になりました。蛇や狂犬に噛まれた時の毒消しにタラゴンは役にたちます。
「多くの芳香性薬用植物と同じように、タラゴンも魔術や邪悪の力から人々を守る魔除け剤でした」。この文書のお陰で、暫くの間私はタラゴン(中国語で龍艾)が漢方薬の艾草(学名:Artemisia argyi)と同じ物だと勘違いました。昔医療技術が遅れた時代、「病気=邪悪」という考えがありました。中国も同じです。昔から旧暦の5月5日(詩人屈原を記念する日)季節の変わり目病気になりやすい時期、艾草の殺菌抗菌作用、浄化作用、生理不順、生理痛を緩和する作用を利用して、植物の葉っぱを束にして扉に飾ったり、乾燥させた葉を用いて漢方枕を作ったり、乾いた葉っぱを使って入浴したり、お灸にしたりする等、という風習があります。
タラゴン油も艾草と同じ作用があります。それ以外、慢性的な各種の症状を好転させることができます。排尿困難な時、腎臓の浄化効果、尿酸の形成がスピートダウン作用もあります。70-80%のエーテル成分を含有するので、神経や筋肉に強い鎮痙攣作用、消化促進作用が期待できます。